1.勉強の仕方には 向き不向きがあると思う
自分に合わない勉強法は できなくてもOK
2.気分よく継続できるのが一番
「〇周読む」
「過去問を〇周解く」
3.読むのが遅い 自分が得たもの
4.私の特徴
勉強の仕方には 向き不向きがあると思う
一日に何時間も勉強できる人、コツコツ積み上げ派な人、申告書問題をずっと解いていられる人、飽きやすいので科目をまんべんなく回している人、じっくり時間をかけたい人…色んな人が通関士試験を受験されています。
私が試験勉強をしていく中で、人それぞれに合う勉強スタイルがあることを強く感じました。そして、演習を重ねて自分の課題を改善していけば 勉強のスタイルが違っても 取れる点数は上がっていくことに気付きました。思えば、自分に合った勉強方法は何だろう、と考えて修正し続けて、本試験まで辿り着きました。この記事では 勉強のスタイルや 人それぞれである特徴といったことについて書きました。
自分に合わない勉強法は できなくてもOK
私は勉強していく過程で、自分に合わない勉強法は できなくてもOKと思うようになりました。合わない方法なのに やらなくちゃ、これを達成しなくちゃと決めてしまうと、自分自身を追い込んでしまうことに気付きました。やってみて、どうも合わないなと思ったら別のやり方を試して良いと思います。
「これができないなんてもうダメかなぁ」なんて
考える必要はないと思います。
合うかどうかは、私なら1ヵ月程は試してから見極めます。
やっているうちに馴染むこともあります。
気分よく継続できるのが一番
勉強の進め方は 人それぞれ。気分よく続けていける方法が一番かなと思っています。
「〇周読む」
私は、勉強を進める課程で 読むのが遅いタイプだと分かりました。ですが通関士試験の勉強法について調べていると「テキストを○ヶ月で○周読む」と書いてあったりします。初めの頃はそれを目指して頑張っていたのですが、途中で気付きました。

自分は そんなペースで読めない・・・。
あと、テキストの読み方というと「最初は全然理解できなくて良いから さーっと目を通すだけ。何周目かで分かってくるから、それで良し」という考え方があるようです。なるほどそれはいい、やってみようと、私もやってみました。・・・それができれば良かったのですが・・・どうも できませんでした。どうしても内容が気になってしまって、「さーっと」通り過ぎることができませんでした。
こういうところで、私は時間かかったなと思います。できないものは仕方ないので、納得しながら進める方針で良しとしました。2年計画にしていて良かったなと開き直ることにしました。(難しい内容で、理解に時間かかりそうだと思った場合は 付箋に「保留」と書いて、テキストに貼って先に進むことも ありました。)
「過去問を〇周解く」
合格を目指すに当たって、過去問攻略は必須だと思います。過去に出題された問題は、余程どうしようもない問題を除いて、ほとんど正答できるようにしました。
ただ、やはり「〇周解く」というのに縛られる必要はないと思います。私は過去問を多い回では7周解きましたが、それは試験勉強を始めるのが早かったので結果的に周回数が多くなっただけです。
常に頭の片隅には忘却曲線の恐怖があり、10月の本試験日まで維持しなくてはという気持ちで過去問をひたすら回しました。
ついでに言いますと、学習の理想的な流れは、過去問で点数とれるようになる⇨模試に挑む⇨直前期に もう1周過去問を回すだと思っています。模試の話は、また今度書きますね。
読むのが遅い 自分が得たもの
読むのが遅い自分は「〇周読もう」なんて目標を据えると気持ち的にツライと分かりました。ここで ひとつ具体的なお話をしますね。
2020年12月から、みこ会の会員たちは「課税価格の決定(原則編)」というテキストをゲットしました。これは、実務科目で配点の高い 課税価格の計算問題に必須な知識を体系的に理解できるよう作られたテキストです。丁寧な解説と、過去問と連動して理解できる構成と、約300ページというボリュームが特徴です。
それから間もなく、Twitterを開くと「みこ会の課税価格の決定テキストを〇周読んだ」という情報を目にするようになりました。その度に、私には焦る気持ちがありました。

あの膨大な文字数の みこ会テキストを、もう〇周目ですって・・・?
私 まだまだなのに・・・。
でも焦っても羨んでも、楽しくないんですよね。そして楽しくないものは継続が難しい。
それで「人は人。自分は自分。読むのが苦手でもよく頑張っているよね。」と思うようにしました。お恥ずかしながら、初めの頃は意識的にそうしようと気を付けていました。いつの間にか、自分なりに進歩を感じられるようになってきて 本当に人の事を気にしても仕方ないなと思うようになっていました。継続していれば成果はそのうち出るので、焦らず続けるが吉と身に沁みました。
これは、いくらでも類似パターンがあると思います。
例えば 情報収集のためにTwitterを開くと、

過去問第〇〇回を解いた。〇〇点取った。
とか、

模試で〇〇点取った。もっと取れると思ったのに。
(※とか言いながら、合格点は越えている)
とかの情報が目に入ってきます。
また、貿易業界未経験者からしてみれば

この〇〇って単元、仕事でこの前やったパターンだから すぐ理解できた。
なんていうのも なかなか心揺さぶられます。
真剣にやっているからこそ人のことが気になるし、それが発憤材料となって頑張れることもあるので、そう悪いことばかりではないと思います。でも、焦ってしまって参ったな、このメンタル良くないな、なんて時もあると思います。
そんな時はシンプルに考えてみるのはどうでしょうか。
継続していれば、かなり力はついてきます。具体的な理解のコツやテクニックといったものはあるのでしょうが、それも続けていてこそ、です。私は 自分が気分よく 勉強を継続していける方法がベストだと思います。
私の特徴
私はこんなかんじの人かなと思います。自分の特徴(環境的な側面含む)と、それを受けてどう勉強したかをセットで書きました。 勉強計画を立てる際の ご参考になさってください。
こんな自分だからこそ、今振り返ってみて 2年計画で勉強して良かったし、教材のチョイスも自分に合っていたと思っています。